天津飯、それは中華界のスターダムになることは、多分ない。けれど、ふんだんに使う卵にあんかけをかける姿は、フォルムとしてとで美しい。そんな天津飯を少しずつ食べ歩いてみたい。
第一歩:らーめん坊(川崎競馬場内)
川崎競馬に行くことは滅多にない。春から年末にかけてはナイターでやっているが、そもそも平日にそこまで足を運ぶ機会が少ないし、冬になると昼間開催になるので、なおのこと足が遠ざかる。しかし、1年のうち最も行きやすい時期がある。それは正月開催だ。そんなわけで、1月2日の新春に川崎競馬に足を運んだわけである。正月開催は、暇な人が多いのか、川崎大師でお参りする(した)後に寄る人が多いのか、意外と混んでいる。そんな川崎競馬場内に屈指の人気を誇る!?中華の店がある。その名も「らーめん坊」。坊、は坊やなのか、坊主なのか、分からないが、とにかくお店に入ってみる。豊富なメニューの中に、「天津飯」と「邪道 天津飯」と二つのメニューを発見した。邪道!?イメージとしては、なんかすごい辛いのを想像していたが、実際は逆でチーズが入っているとのこと。まあ邪道と言えば邪道だが。あんが周りにしっかりと配置し、熟っとした卵とともに食す。チーズは確かに甘味を増していたが、邪道、という程でもない。新春のざわめきとともにいただいて天津飯を食べた後、馬券が当たったかどうかは、さてはて。。